1. 南インド料理(ミールス)
南インド料理は米中心で、複数のカレーや副菜をワンプレートで楽しむスタイルが特徴です。スパイスやココナッツ、タマリンドを使用し、野菜中心のヘルシーな料理が多いですよ。カレーの雰囲気も北インドがこってり濃厚さがあるカレーに比べて、水分量が多いサラサラしたタイプのカレーとなっています。また、バナナの葉を敷いて食べるスタイルがあり、一皿にカレーやおかずが乗っているダルバートと一見すると似ていますが、バナナの葉で違いを見分けられる場合もあります。お店によっては、銀のお皿で提供している場合もあるので、見た目だけだと慣れるまでは、ぱっと見ダルバートと南インドのミールスの違いが分かりにくいこともあるなーと思います(笑)
特徴
- 主食:米、ドーサ、イドゥリ
- 味:辛さ中~高め、スパイス豊か
- 食べ方:ワンプレートで混ぜながら味の変化を楽しむ
2. 北インドカレー
ナンやチャパティを主食に、クリーミーでコクのあるカレーや肉料理が中心です。バターやヨーグルトを使ったまろやかな味付けが特徴です。北インドは乾燥した土地で小麦の生産が盛んなため、主食が米よりも小麦で作られる、ナン、チャパティ、パラたなどが中心となります。しかし、ナンを焼くタンドールという窯がないので、どの家庭でも毎日食べられているものではなく、外食で食べるものみたいです。写真のように、ナンとカレーのセットで提供されるお店は皆さん一度は目にしたことあるんじゃないでしょうか。それが北インドカレーです!
特徴
- 主食:ナン、チャパティ、ライス
- 味:辛さ控えめ~中辛、バター・クリームでコク
- 食べ方:パンに絡めて食べる
3. ネパール料理(ダルバート)
ライスを中心に、豆スープ(ダル)、カレー、野菜炒め、漬物などを組み合わせた家庭料理です。手で混ぜながら食べるのが一般的で、バランスの良い栄養も特徴です。ダルバートの名前からダル(豆)カレーとバート(白ご飯)を楽しむための定食というものです。あとは、数品のタルカリ(野菜をいためたおかず)・アチャール(漬物のようなもの)を自分の好みで混ぜながら食べます。
特徴
- 主食:米
- 味:中辛、豆スープが中心
- 食べ方:手で混ぜながらライスと一緒に食べる
4. 料理の違いを表で比較
料理 | 主食 | 特徴 | 食べ方 | 辛さ |
---|---|---|---|---|
南インド料理(ミールス) | 米、ドーサ、イドゥリ | ココナッツ・タマリンド使用、野菜中心、スパイス香る | ワンプレートで混ぜながら楽しむ | 中辛~辛め |
北インドカレー | ナン、チャパティ、ライス | バター・クリームでコク、肉料理多め | パンに絡めて食べる | 控えめ~中辛 |
ネパール・ダルバート | 米 | ダル(豆スープ)を中心に家庭的、バランス重視 | 手で混ぜながらライスと一緒に食べる | 中辛 |
5. 東京で楽しめるおすすめ店リンク
- 南インド料理のミールス体験レポート【東京駅徒歩10分 エリックサウス】
- ネパール料理ダルバート体験レポート【渋谷駅徒歩5分 ローカル渋谷】
まとめ
南インド・北インド・ネパール料理は、主食やスパイス、食べ方が大きく違います。この記事を読んで、興味のある料理を試す参考になれば嬉しいです。関連する各記事にもリンクしているので、食べ比べも楽しんでみてください。
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